インド関連ニュース

[2010/08/05]  BRICsの一角として堅調な経済成長をみせるインドであるが、その存在は、イギリスでも見逃すことは出来ないようであり、イギリスのキャメロン首相は、2010年7月29日にインドのシン首相とニューデリーで会談を行い、経済等の分野における連携強化を図ることで合意した。タタ・グループは、インドにおける財閥のひとつであり、自動車、通信、鉄鋼、食品等多くの産業を手がけるが、このうち、自動車と鉄鋼においては、最も多くのイギリス人を雇用する民間企業のひとつとなっている。イギリスは、今後のインドへの投資機会を伺っており、今回の訪印においてもイギリスの防衛大手から軍用機の購入をする契約を結んでいる。また、2008年にインドとアメリカは原子力の民生利用に関する協定を結んでおり、イギリスからの原子炉部品を扱う企業のインド輸出の機会も探っている。 ビジネスの現場においては、今後益々インドとイギリスの繋がりが強くなると思われる。