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インドの製薬会社
近年、日本の市場でもジェネリック医薬品という言葉を耳にするようになった。インドの製薬産業はジェネリック医薬品を含む医薬品産業において、IT産業と並ぶ成長を見せている。
インドでは、薬品の成分が同じでも、異なる製法による医薬品の生産は特許侵害に当たらないという独自の制度があり、これまでに欧米の医薬品をコピーしてきた。この制度に基づく考えが近年のジェネリック医薬品生産に繋がり、欧米でのジェネリック医薬品普及など、インド国外での市場シェアを広げてきた。
インドの製薬会社が今後ターゲットとして見ているのは、日本の市場である。2005年、インド最大手の製薬会社であるランバクシー・ラボラトリーズは、日本ケミファと共同出資会社を設立という形で、初めて日本進出を果たしたインドの製薬会社である(2008年提携解消)。2007年には、ルピン社が共和薬品を、サイダス社が日本ユニバーサル薬品を、それぞれ買収して、日本の市場へ進出を果たしている。また、2008年には、日本の第一三共がインド最大手であるランバクシー・ラボラトリーズを買収しており、日本とインドの製薬会社の関係が強まっている。
過去3年の間に日本へ進出したインドの製薬会社は、現在日本のジェネリック医薬品市場で約10〜15%のシェアがあり、今後も成長すると予想されている。
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